当事務所の中島清治弁護士及び柊善太弁護士が所属している「原発事故被災者支援関西弁護団」は、平成26年3月7日、東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で近畿地方に避難している人たちを原告として、国及び東電に対し、損害賠償請求訴訟を提訴しました。昨年の9月(第1次)、12月(第2次)に続く第3次の提訴となります。
今回、新たに訴えを起こしたのは、福島県や茨城県などから大阪や滋賀県などに避難している40世帯105人です。福島県などから近畿地方に避難し大阪地方裁判所に訴えた人は、これで225人になりました。
弁護団は、この裁判を通じて、放射能被曝から「避難する権利」を確立し、避難した人も、残った人も、また帰還した人も、みんな同じように、本件事故前の「ふつうの暮らし」を取り戻し、「個人の尊厳」が回復される必要かつ十分な支援策が実施されることを裁判所そして社会に訴えかけます。私たちの裁判に対する市民の皆さんの暖かいご支援をお願いします。